特長
1. 低いランニングコストで処理可能
大風量かつ低濃度の排ガス処理に適しており、処理システム全体のランニングコストが低く抑えられます。
2. 高浄化性能
排ガスに含まれるVOC成分を最大99%まで除去可能です。
3. 高濃度に濃縮可能
排ガスに含有するVOCの濃度を3〜30倍まで濃縮することが可能です。
(一般的に爆発下限値の約1/4が濃縮できる限界の濃度とされております。)
4. 低圧力損失
ハニカム構造体のため圧力損失(=通気抵抗)が低く、送風動力を抑えながら大風量の空気を処理できます。
5. 有機溶剤を連続的に処理可能
ソルベントクリーンは連続回転再生法ですので、バッチ式濃縮装置と比較して浄化効率の経時変化が少なく、連続して高い浄化性能を示します。
6. 高沸点溶剤の処理可能
ロータに蓄積した、沸点300℃までの溶剤を除去出来る高温再生システムを付けることが出来ます。(高温再生システムはオプションとなります)
7. 不燃性
ロータを構成する材料は全て無機材料であるため、不燃性です。
8. メンテナンスが容易
ロータ回転式は構造がシンプルのため、メンテナンスが容易です。
適用溶剤
VOC | ローターラインナップ | |||
---|---|---|---|---|
HZ-AM | HZ-BM | HZ-XM | ||
芳香族化合物 (Aromatic compounds) |
トルエン (Toluene) | B | A | B |
キシレン (Xylene) | A | C | A | |
トリメチルベンゼン (Tri methyl benzene) | A | D | A | |
スチレン (styrene) | D | A | D | |
ケトン類 (Ketones) |
アセトン (acetone) | C | B | B |
MEK | B | A | A | |
MIBK | B | A | A | |
シクロヘキサノン (Cyclohexanone) | A | C | A | |
エステル類 (Esters) |
酢酸エチル (Ethyl Acetate) | B | A | A |
酢酸ブチル (Butyl Acetate) | B | A | A | |
(Butyl Acetate) | B | A | A | |
アルコール類 (Alcohols) |
メタノール (Methanol) | C | C | C |
エタノール (Ethanol) | C | B | C | |
IPA | C | B | B | |
ブタノール (Butanol) | B | A | A | |
その他 (others) |
ナフサ (Naphtha) | A〜D | A〜D | A〜D |
NMP | A | C | B | |
DCM | D | B | C |
性能・・・A:優、B:良、C:可、D:不可
取扱説明書
ソルベントクリーンのご利用に関しては、取扱説明書をよくお読みになり、内容を十分に理解した後、運転および保守管理を行ってください。
その他
- 「TOMBO」はニチアス(株)の登録商標または商標です。
- 「ソルベントクリーン」はニチアス(株)の登録商標です。